自立心を育むために
年々社会問題になっている"自発的に動ける人がいない"という課題。
日本の今ある教育や世の中のせいにして文句を言うのではなく、
目の前にある課題をいかに解決していくかを考え、
行動に移すことが私たち大人の役目であり、
わが子を育てていく上でもとても大切なことなのかなと考えています。
そして、元々人間も動物で、本能というものが備わっています。
教えなくとも寝返りを覚え、
そのうちハイハイを始め、
自分の足で立ち、
ご飯を食べて、
成長していきます。
その一環として、
自分で考え/行動し/結果に対して学びを得る…
ということを幼い頃から自然と行っているんですよね。
それなのに、どうして自立心(自発的行動)がなくなっちゃうのでしょうか…。
それは、大人による弊害が少なからずあると個人的に考えています。
私も日々の生活の中で、
育児家事仕事とバタバタな毎日に余裕が(心も時間も)なくなり、
つい息子のいたずらやわがままにイライラして怒ってしまうことがあるんですが…
これが実はちょっと待ったー!!なんです!!
大人からしたらいたずら、
わがままであっても、
子どもの目線に立って考えるとどうでしょうか。
『いたずらは、未知との遭遇であり、経験』
『わがままは自分の感情と行動が結びつかずに苛立っているだけ』
大切なのは、
自分で経験を積み、
解決策を見い出し、
その反省を生かして何度も挑戦すること。
大人の都合でついダメ!!やめて!!と言ってしまいがちですが、
子どもが自ら考えて行動…もしくは、
行動が先でその結果によって考える…ということを、
できるだけ大人が見守ることができたら、
自然と自立心は育まれると思うんです。
大人がいちいちダメ!!とか、
やめて!!とか口を出してしまうことによって、
子どもは大人の顔色を伺うようになり、
自発的に何かをする…ということができなくなってしまうかも。
自立心(自発的行動)の根底には、
何があっても守ってくれる、
愛してくれる人がいるという、
『安心感』から成り立っているのではないかと思います。
なんでもかんでもダメ!!とかやめて!!と言うのではなく、
命の危険や人に危害を与えてしまうこと以外は、
まず子どもが何を考えて行動しているのかを
見守ってあげることが大切なのかもしれません